下北沢TV ～飲食店(ランチ・ディナー)に雑貨店、居酒屋にアクティブスポット、下北沢のお店を大紹介!!（運営：映像制作会社十影堂エンターテイメント）～地域落語「池ノ上落語会」取材日（2009.12.20）

地域落語「池ノ上落語会」取材日（2009.12.20）

下北沢からちょっと出張！　【池ノ上落語会】

　こんにちは。下北沢TVブログスタッフの矢島です。今日は下北沢からもほど近い「古宇田亭」で、およそ月一で行われている「池ノ上落語会」をご紹介いたします。
　08年の10月から一月・七月以外の月に開催され、取材させていただいたのは13回目の会。以前、当サイトで紹介させていただいた雑貨屋「AVRIL」の中原さんからのご紹介で取材させていただく運びになりました。
　会場の「古宇田亭」は、池ノ上にあります「コーダ洋服工房」の古宇田さんのご自宅！　玄関を上がって、すぐが下の写真のように寄席のような造りになっています。お家を設計される時から「何か芸事が出来るスペースを」というコンセプトで建てられたいう「古宇田亭」。純和風のとても素敵な造りになっています。
　とてもアットホームな雰囲気の中、お席が始まります。噺家さんは「林家彦丸」さん。二つ目の噺家さんです。この日聴かせていただいた落語は「強情灸」「一分茶番」休憩を挟み「大野松」の三本。話す方も、聴く方も「力の入る」といった印象のラインナップです。躊躇なく大きな声で皆さん笑ってらっしゃるのは、アットホームな雰囲気ならでは。
　会が終わった後に、彦丸さん、古宇田さん、運営の生田さんにインタビューさせていただきました。まず、どういった経緯で「池ノ上落語会」を開催するに至ったかを伺うと
「たまたま出会った酒の席で『やるよ』って言ったらしいんですよね。酔っ払ってて全然覚えてないんですけど(笑)。」
と、彦丸さん。律儀な生田さんが、酔いの席での約束を果たす形でスタートします。最初の三回は違う場所で開催していたのですが、会場探しに生田さんが難儀していたところで古宇田さんと出会い現在の形に。最初は一回だけの「古宇田亭」での開催予定だったのですが
「彦丸さんと話してみたら、同じ噺家（三遊亭円朝）が好きだって言うから。意気投合して。」
と、古宇田さん。世代を超えて同じ噺家さんで繋がるというのは、「縁」を感じました。
　印象的だったのは、落語とは縁遠そうなお客様がお席に来ていた事。
「やっぱ、下北は劇場とかもいっぱいあるから応援したくなるんじゃないですかね。」
と、彦丸さん。
「わざわざ浅草等の寄席に行くのは面倒だけど、近くでやってるなら行こうかな。と、思うんですよ。元々の寄席だって、近所の人しか見に来てなかったんですから。」
と、続けて教えて下さいます。
「今後は地域寄席が増えて行くと思いますよ。」
そんな彦丸さんは、飲み屋さんや中華料理屋さんでのお席もやるそうで！　驚きました。
　こんな近所で、こんなに素敵な時間が過ごせる「池ノ上落語会」。来年２月の日程はまだ未定なのだそうですが、分かり次第こちらでお伝えしたいと思います！　ぶらりと、是非足を運んでみて下さい。
（下北沢TV矢島）
　
【基本情報】
・住所　　　　　世田谷区代沢2-14-9（古宇田亭）
・お問い合わせ　rakugostaff@gmail.com
・開場：18時00分　開演：18時30分頃
・木戸銭（入場料）：1500円
・その他　　　　「二つ目の噺家さんが成長していくのを見るのも楽しみのひとつ」と、古宇田さん。
・公式サイト

【「池ノ上落語会古宇田亭」地図】
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